本日、平成31年度入学式を行い、182名の新入生を迎えました。
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【校長式辞】
 暖かく穏やかな陽射しを浴び、ここ瑞木が丘にも桜が咲き誇り春爛漫を感じる今日の良き日に、振商会会長 矢尾井敏廣様、島根県教育庁教育指導課、上席調整監、村松洋子様をはじめ多数のご来賓の皆様のご臨席を賜り、平成31年度島根県立松江商業高等学校入学式を挙行できますことは、大きな喜びであり、心より厚く御礼申し上げます。
 新入生182名の皆さん、入学おめでとうございます。在校生・教職員一同、心より皆さんの入学を歓迎いたします。また、保護者・ご家族の皆様におかれましては、お子様の晴れの姿に感慨も一入のことと思います。本校職員を代表いたしまして、ご入学を心からお祝い申し上げます。
 本校は、西暦1900年、明治33年、全国で32番目の商業高校として開校し、その年の5月30日に入学生53名を迎え、第一回入学式を挙行いたしました。橋本基一初代校長は式辞の中で、「今の島根県は決して商業向きの土地ではないが、山陰地方のさきがけとして商業学校を設立した以上は、努力と勤勉を怠らず、他の模範となる覚悟を持って教員も生徒も一丸となって努力していかなければならない。」と述べています。爾来119年間、伝統は連綿と受け継がれ、拠点校として島根の商業教育を牽引し、経済社会の中核を担う多くの人材を輩出している伝統校として今日に至っています。
 さて、本日より松商生として新たな生活をスタートする皆さんに、3つのことをお願いしたいと思います。
 一つ目は、「基本的な生活習慣を身に付け、感謝の気持ちを忘れないで欲しい」ということです。
皆さんの中にはこれから通学時間が長くなる人もいるでしょう。朝は自分で起きる、自分から進んで元気な明るい挨拶をする、身だしなみを整える、相手を思いやる正しい言動、整理整頓など、当たり前のことを当たり前にできるようになってください。そして、家族や友人、地域の方など、多くの人によって見守られ、支えられていることを忘れず、「ありがとう」と素直に言える生徒になってください。
 二つ目は、「志を高く持ち、その実現に向けて日々努力して欲しい」ということです。
今日から皆さんは心新たに本校で高い知性を磨き、商業に関する専門的知識や技能を習得するとともに、松商生活の中で社会規範や倫理感を身に付け、僅か三年という限られた時間の中で自らを大きく成長させていかなくてはなりません。常に目標を定め、その実現に向け毎日コツコツと努力を重ねてください。結果がすぐに出なくても、決して投げ出してはいけません。「能力の差は小さく、努力の差は大きい」ということを忘れないでください。
 三つ目は、「文武両道を貫いて欲しい」ということです。学校行事や部活動においても、積極的であって欲しいと思います。勉学に励むことは学生の本分ですが、それだけでは、バランスのとれた人間力を高めることはできません。学校行事や部活動で、仲間と青春の汗を流し、時には悩み、喜びを分かち合い、友情を育むことが、かけがえのない高校時代の財産として、将来皆さんの人生の支え、心の支えとなってくれるものと思うからです。
 以上のことを心に留め、新入生の皆さんが、本校での学校生活を有意義に送ってくれることを期待しております。
 保護者の皆様、本日より大切なお子様をお預かりいたします。本校教職員一同喜びを共有し、皆様のご期待と信頼にお応えできるよう、全力で取り組んで参りますので、どうか本校への力強いご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 最後になりますが、間もなく平成が終わりを告げ、新しい「令和」の時代を迎えます。「令和」には「厳しい寒さの後に見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりがそれぞれの花を大きく咲かせることができる。そうありたい」という願いが込められています。新入生の皆さんが、本日の決意を忘れることなく、ここ松江商業高校でビジネス教育の学びを深め、大きなオンリーワンの花を咲かせ、この学び舎が、皆さんの人生の大きな飛躍の場となるよう心から祈念し、式辞といたします。
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在校生代表からの歓迎の言葉に続き、新入生代表が誓いの言葉を述べました。
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式の後、吹奏楽部による歓迎の演奏を行いました。
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