はじめまして。本年4月1日に着任しました校長の西村隆正です。どうぞよろしくお願いいたします。
松江商業高等学校のホームページにお越しいただき、ありがとうございます。
 本校は明治33年(1900年)、全国で32番目の商業高校として開校し、その年の5月30日に入学生53名を迎え、第1回入学式を挙行しました。橋本基一初代校長は式辞の中で、「今の島根県は決して商業向きの土地ではないが、山陰地方のさきがけとして商業高校を設立した以上は、努力と勤勉を怠らず、他の模範となる覚悟を持って教員も生徒も一丸となって努力していかなければならない。」と述べています。
 本年、学校創立120周年を迎えますが、創立以来の伝統は連綿と受け継がれ、拠点校として島根の商業教育を牽引し、現在に至るまで2万4千人を超える卒業生を全国に輩出し、産業界はもちろん、官界、教育界等で絶大な功績を残された先達、また現在も各界のリーダーとして活躍なさっている卒業生も数多くおられます。
 校訓「誠実・質素・勤勉」は明治40年に制定、校歌は明治41年に制定され、100年以上たった今も変わることなく、脈々と受け継がれています。
 学校創立以来、時代の変遷に伴い、社会の要請に応えながら、幾度かの校名改称、校舎移転、学科改編等、様々な局面を乗り越え、今日、存続しておりますのも、ひとえに保護者、振商会(卒業生会)、財団法人振商会、地域の皆様方の並々ならぬご支援とご協力のおかげであります。
現在はこの瑞木が丘に校舎を構え、商業科3学級、情報処理科1学級、国際ビジネス科1学級で、1学年5学級で編成しています。
 大還暦を迎えた120年の重みを真摯に受け止め、よりよい校風と伝統を自ら創造する意欲と気概を持ち、学問・部活動に励み、地域社会に貢献できる有為な人材の育成を目指して全力を傾ける決意でおります。今後ともよろしくお願いいたします。

島根県立松江商業高等学校  
第38代校長 西村 隆正