校長あいさつ

島根県立松江商業高等学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

 

126年の伝統と誇りある学び舎

本校は、西暦1900年(明治33年)5月30日、山陰で最初、そして全国で32番目の商業高校「島根県商業学校」として開校しました。以来、126年にわたり、地域とともに歩み、多くの優れた人材を社会へ送り出してまいりました。

卒業生は2万2千名を超え、県内はもとより全国、さらには世界のさまざまな分野で活躍されています。その姿は、在校生にとって大きな励みであり、本校の誇りです。

また、明治40年に定められた校訓「誠実・質素・勤勉」は、時代が変わっても受け継がれる松商精神として、今も本校教育の根幹となっています。

 

本校が育てたい人材

本校の教育目標は、「自立型人間の育成」です。

変化が激しく、先行きが見通しにくいVUCAの時代において、一人ひとりが幸せな未来を築き、社会や地域に貢献できる人材の育成を目指しています。

そこで、次の3つの力を大切にしていきます。

①主体変容力

自ら学び、自らを変えようとする力。

「心のコップを上向きにし」、誰からも、どんなことからも学ぼうとする姿勢です。

②共生協働力

多様な人々を尊重し、自分ごととして考え、周りの人と力を合わせて課題に取り組む力です。

③未来創造力

自分の人生や社会の未来を切り拓く勇気と実行力です。

 

情報とビジネスを学び、未来へつなぐ学校

本校では、商業教育の伝統を礎としながら、現代社会に必要とされる情報教育・ビジネス教育を充実させています。

簿記・会計・マーケティング・プログラミング・データ活用・地域課題探究など、実社会とつながる学びを通して、生徒一人ひとりの可能性を広げています。

近年では、文部科学省「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」の指定を受けました。さらに今年度も前年に引き続き全国50校限定の重点類型プロフェッショナル型の採択校に選ばれました。先進的な教育実践校として全国から注目されています。

 

地域とともに、生徒が主役の学校へ

本校は、地域・企業・大学等と連携し、教室だけでは学べない本物の学びを大切にしています。

  • 企業や大学との連携授業
  • 資格取得への挑戦
  • 地域課題解決学習
  • 部活動、学校行事、生徒会活動

これらの場面において、実践的なスキルを磨くだけでなく、次代を担うリーダーとしての資質を育む機会を積極的に創出してまいります。

そして、本校を代表する実践的体験学習「松商だんだんフェスタ」。単なる販売実習ではなく、仕入れ業者との交渉、イベント企画・運営、広報、接客、売上管理、会計処理まで、生徒が主体となって取り組みます。コミュニケーション力、課題解決力、協働する力、責任感を育むとともに、新しい価値を生み出すアントレプレナーシップ(起業家精神)を養っています。昨年度は9,701名のお客様にご来場をいただくなど、全国でも有数の集客規模を誇る高校の体験学習です。

こうした多彩な経験を通して、生徒たちは人として大きく成長していきます。

松江商業高校の主人公は、生徒一人ひとり。それぞれの個性が輝き、挑戦し、成長できる学校でありたいと考えています。

 

結びに

126年の伝統を大切にしながら、時代の変化を前向きに受け止め、新しい価値を創造する学校づくりを進めてまいります。

本校で学ぶ3年間が、生徒の人生を大きく飛躍させる時間となるよう、教職員一同、全力で取り組んでまいります。

今後とも、本校教育活動へのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

                               令和8年4月

島根県立松江商業高等学校長 郷原 勝